17 July

表現するコト

最近、個展や上海のアートフェアなどの作品制作に取り組む日々が続いています。毎日絶対筆を持つ!!と自分の中で取り決めて、作品制作に向かっている毎日。どうしても作品を制作する時間がないときは、臨書をするんですが…

毎日筆を持ったからと言っていい作品ができるわけでもなく、ただ今日はやる気しぃひんし…とか言う甘えや逃げを出さないためにも、ってだけなんだけど。ただ?毎日もがいてるだけ。

制作すればするほど表現する難しさをヒシヒシと感じる毎日。口ではよく「自分らしく生きてる」とか「自分を飾ってない」とか簡単に言えるしそう思っていることも多いけど、実際はできてないことが多いと思う。私自身も含めて…
抽象作品の中で、“自分の思いを込めた”とか“何かを表した”とか簡単に言えるけど、それを見た人が何かを感じてもらえないといけない。見た人に何かを伝えられないと表現者じゃないから。でもそれをするためには、真っ白の紙の上に自分をさらけ出せないとダメ。表現した中に自分なりの哲学がないとその作品は意味をなさない。

言葉ではすごく理解できるし、しているけど、いざ自分がするとなると…。何回も反復練習したからといってできることではないし、自分自身の根底のトコロが変わらないと無理なんだろうなぁ。自分に何かがフッと舞い降りてこないかしら??

抽象に限らず文字の作品でも、自分なりのその言葉に対する哲学がないと、見た人が“綺麗”だとか“嫌悪感を覚える”とかいっぱいそこから感じ取ってもらえる作品ができないと思う。

ホント表現することは難しいけど、できたらこんな楽しいことはない!!