Complete text -- "書の勉強"

01 March

書の勉強

先週日曜日、2月22日は師匠である祥洲先生が開講されている書classicの講義の日でした。
この日の講義内容は、泰山金剛経を中心に造形美についてでした。

泰山の碑は文字の造形が活字のように均衡がとれているのではなく、ゆがみがあったり右下がりだったりしていて、微妙なバランスで刻されています。

現代人の私たちは、活字文化に埋もれて生活をしているために、歪んだ文字、バランスが崩れた文字をそのままトレースするのが難しく、勝手にバランスがとれた文字に直してしまいがちです。
私自身も形をとるのに苦労してました。。。

ゆがみの中にある美。作品を作るとき、文字をモチーフにしてもただむちゃくちゃ書くのは誰にでもできる、いわば素人。書をやっている限り、古典に基づいて書をやっている人にしか出せない味わい、空間美等がある作品を作るべきだと、再認識しました。

今、制作中なので本当にタメになる講義でした。
02:03:43 | tamaki | |
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