Archive for March 2009

26 March

祥洲墨の世界2009

師匠である祥洲先生の新作発表個展が3月20日より東京で開催されています。

日常の臨書が作品として整然と展示されています。臨書と一言で言い表せないようなモノがそこにはあり、見るたびに違う表情が見て取れるホント素晴らしい作品です。

スタッフとして木曜から東京入りし、日曜日に京都に戻りました。そして、今週末からはもう一つ東京で祥洲展という個展が始まるので、また東京入りする予定です。
東京に行くと日常から切り離された空間に身を置き生活し、自分の制作にもいい刺激となります。そして、先生の年齢になった時、自分もこうありたいという想いがより強くなるので、そういう意味でもすごいいい刺激をもらいます。

【個展情報】
祥洲墨の世界2009 詳細はこちらから
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02:05:57 | tamaki | No comments |

12 March

個展情報★

地元京都では初めてとなる“五十棲環個展”

会期はゴールデンウィーク真っ最中の5月5日(火)〜10日(日)です。
今、作品制作の追い込みをしています。東京での初個展で発表し始めたemotion-scapeシリーズを中心に、中国から発表し始めている情絲シリーズを含めた作品を出品予定です。
この2シリーズは、もっと深めていこうとしている抽象作品ですが、もちろん京都での発表は初めてです。
ホームページの方には作品をアップしているのですが、超極細線の世界を展開していきます。

会期情報↓
会期:2009年5月5日(火)〜10日(日)
   12:00〜18:00(10日のみ17:00まで)
会場:ギャリエヤマシタ
   寺町三条上がる東側
01:46:35 | tamaki | 2 comments |

01 March

書の勉強

先週日曜日、2月22日は師匠である祥洲先生が開講されている書classicの講義の日でした。
この日の講義内容は、泰山金剛経を中心に造形美についてでした。

泰山の碑は文字の造形が活字のように均衡がとれているのではなく、ゆがみがあったり右下がりだったりしていて、微妙なバランスで刻されています。

現代人の私たちは、活字文化に埋もれて生活をしているために、歪んだ文字、バランスが崩れた文字をそのままトレースするのが難しく、勝手にバランスがとれた文字に直してしまいがちです。
私自身も形をとるのに苦労してました。。。

ゆがみの中にある美。作品を作るとき、文字をモチーフにしてもただむちゃくちゃ書くのは誰にでもできる、いわば素人。書をやっている限り、古典に基づいて書をやっている人にしか出せない味わい、空間美等がある作品を作るべきだと、再認識しました。

今、制作中なので本当にタメになる講義でした。
02:03:43 | tamaki | No comments |